The home is a place to recharge your energy.

By surrounding yourself with nature and the things you love, the home can be a place of healing and comfort – your own sanctuary.

Just as a bird shapes its nest, spruce up your home to fit your fancy.

11/14/2014

Bouquet from Europe


アメリカに戻って、友人数名からお花を教えて欲しいという要望があり、その言葉に背中を押してもらう形で踏み切ることにしたワークショップ。

実はブログ上で告知させて頂く前の段階である程度の人数が集まっていたので、今週第1回を行いました。



芍薬もチューリップもこの時期のお花ではないのですが、ロンドンから戻って間もないこともあり、今回はヨーロッパのフローリストや庭、美術館を周って得たお花に関するインスピレーションを集結させ、色合わせ、花材、ラッピングなどを通してそれをお伝え出来るようなものを作ることにしました。



正直、この地でどれだけの花材を集められるのか心配だったのですが、サンフランシスコのフラワーマーケットはインポートものの花材を豊富に扱う卸売業者さんもあり、スーパーマーケットや町の花屋さんではなかなかお目にかかれない様な花たちと出会うことができました。

栽培や輸送のコストがかかる分、それだけのお値段がついてしまうのもあり、こちらの相場を把握するのにもう少し時間を要しそうです。
逆にこの地だからこそお安く新鮮な状態で手に入る花材もあるので、今後は季節感や環境のことも考慮しつつそうしたものも積極的に取り入れていきたいと思います。




ラッピングはパリのフローリストをイメージして、黒のティッシュにバーガンディーのリボンを合わせてシックにまとめてみました。


黒のラッピングは花の色が締まって見えるだけでなく、写真を撮るときも余計な光を抑えて黒レフ版のような効果を発揮してくれるので気に入っています。

この日参加して下さったある方が「クリスマスローズの淵の色とバーガンディーの芍薬の色がリンクしてるところを配置で生かしたい」と言って下さり、私も自分で選んでおきながら「なるほど〜!」と感じました。

”教える”というよりも、こんな風に感性を刺激し合える関係性を参加者の皆さんと築いて行けたらと思います。


水揚げ中の花たち。
ワークショップ当日は雨でガーデンテーブルも地面も濡れていたので屋内で作業をしましたが、温かい日は屋外で季節を感じながら作業をするのもいいな〜と考えています。
ここはカリフォルニアですしね 笑


市場で目にした瞬間、オランダのキューケンホフガーデンの記憶が蘇ってきて、思わず手に取ってしまったパロット咲きのチューリップ。


こちらはヘレボルス(Helleborus)。
通称クリスマスローズと呼ばれるのは、イギリスでクリスマスの時期から咲きはじめることから名付けられたそうです。
冬の寒さが厳しいロンドンですが、この時期はガーデンセンターにクリスマスローズやシクラメンの苗が沢山並びます。
うつむいて可憐に咲く姿が大好きで、庭でも大切に育てていました。



まさかアメリカ西海岸で、しかも二重咲き(三重咲き?)のヘレボルスと出会えるとは!
鉢植えも欲しい!!
もしベイエリアのガーデンセンターで見かけられましたら是非教えて下さい。


ロンドンの自宅の庭の壁を埋め尽くしていたアイビー。
この時期になると紺色の実を付けるのですが、鳩が大好きでよくついばみにやって来たものです。
そんな光景を思い出しつつ、季節感を出すために取り入れてみました。

植物たちは、時として記憶を呼び覚まし、それを再現することを可能にしてくれます。
これからも、テーマや思い出、ストーリー性を大切にしながら表現していけたらと思います。

来週は第2回を行う予定ですので、興味を持たれた方はご連絡下さい。

ueyamamiki1017@gmail.com