一番下の子が4歳の誕生日を迎えました。
この子の妊娠中は色々あって「もう駄目かも」という時もありましたが、なんとか無事元気に生まれてきてくれました。
自宅で産まれ、兄弟の中で一番大きな赤ちゃんだった娘はその後の成長も順調で、生まれて以来、医者・薬知らずで逞しく育っています。
例え何かしらの病気を抱えていたとしても、その子が存在してくれているだけで親は幸せなものだと思いますが、毎日元気でいてくれるに越したことはありません。
そういえば、私が実家を離れて就職したばかりの頃、当時お世話になった上司が
「しばらく忙しくて実家に帰れないかもしれないが、親というのは子供が実家に戻ってこなくても、どこかで達者でやっててくれてるだけで嬉しいものなんだ。自立して一人前になるのが何よりの親孝行だと思って、ここで一生懸命頑張りなさい」
と言ってくださったことを思い出しました。
実母を早くに亡くし、精神的には既に自立した状態で、経済的にもひとり立ちできたことが嬉しくて仕方がなく、父もどちらかというと放任主義だったのでそこまで気にかけて頂かなくても良かったのですが、上司の親としてのあり方に感銘を受け、
「私もいつか親になって子供が成人したら、こんな風に言える親になりたい!」と思いました。
自分が親になった今、子ども達が元気でいてくれることが本当に何よりの親孝行だと思いますし、いつかはこの巣から羽ばたいて、どこかで彼等のお役目を果たして欲しいと思います。
まだまだ先の話かもしれませんが、私もあのときの上司のように、子どもに執着・依存することなく、独立した一人の人間であることを尊重しながら見守れる”自立した親”を目指したいものです。